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まずは2010年のドビアンヌサーバーの特徴的な出来事を、攻城戦・血盟戦関連を中心に独断と偏見でピックアップしてみました。 2010年ドビアンヌサーバーの動き 1月12日 REGALIA同盟解散 1月23日 薔薇連合とめぇ連合が血盟戦開始 2月 6日 薔薇連合にラブリーIS勢力が加入 2月15日 ・伝説の翼・とラブリーベイベーの血盟戦が終戦 2月中旬 アップデートまでボスの取り合いが激化 2月21日 魔王の花嫁とCL勢力が血盟戦開始 3月 1日 魔王の花嫁から終末連合全体にCL勢力が布告を拡大 3月21日 攻城戦にレイドボスがドビだけ現れなかった 3月下旬 薔薇連合、ラブリーベイベーに集結 4月10日 GRAPPAがめぇ連合から布告される 4月20日 サーバー引っ越しサービス実施 5月16日 神龍連合が解散 5月19日 羊もふもふと紅龍が血盟戦開始 5月25日 セカンドスローン フレヤ アップデート実施 5月26日 アップデートで大トラブル、実質稼働開始日 6月 2日 めぇ連合とCL勢力が合併、紅羊連合へ 6月初旬 PRG勢力とgoingstady間でトラブル 6月中旬 伝説勢力がマングース勢力に加入 6月26日 神話と紅羊連合が血盟戦を開始 7月頃 ワンピ勢力とPRG勢力が共闘開始 7月14日 BL勢力、一時解散活動休止 7月 3日 神話が紅龍勢力に加入、人員も1つの血盟にまとまる 8月 7日 BL勢力活動再開 8月下旬 1PTレイドと野良レイドの騒動 9月 4日 領地戦イベントで騒動 9月中旬 ワンピ勢力と紅羊連合間でトラブル 9月23日 あるある工房閉店 9月下旬 Art勢力と紅羊連合間でトラブル 10月頃 ワンピ勢力とPRG勢力が共闘解消 10月 5日 サブクラス分離サービス実施 10月下旬 春夏秋冬勢力と終末連合間でトラブル 11月上旬 JokerofDeathと終末連合間でトラブル 12月 3日 終末連合と紅羊連合の血盟戦が終戦 12月 6日 ギルドパコと紅羊連合が血盟戦開始 12月 7日 パコ連合が解散 12月12日 ギルドパコが紅龍勢力へ参加 12月20日 公開オリンピアード終幕 12月21日 The Chaotic Throne Chronicles アップデート実施 オレンジが運営によるアップデートやサービス、赤が血盟戦開始、青が血盟戦終了です。 血盟戦に始まり血盟戦に終わる2010年のドビアンヌサーバーを象徴するのは、まさに「血盟戦」です。2010年以前にもドビアンヌサーバーはいくつもの血盟戦を経験しています。その時代のTOPレベルにいる勢力同士が、血盟戦に至ったこともあります。しかし、今回のように次々と血盟戦に関係する勢力が増え戦線が拡大し、1年間続くと言ったことはありませんでした。 その影響により戦争勢力が血盟戦関係と無関係にくっきりと分かれ、攻城戦でも戦場が被らないようになりました。結果として攻城戦シーンを大きくかえることになりました。圧倒的な勢力以外にも城主になるチャンスが生まれるという良い面と、攻城の選択肢が狭まり戦場の変化が少なくなってしまったという悪い面です。特に血盟戦関係勢力が押さえている城には、血盟戦に巻き込まれることをおそれてか登録が行われなくなったため、実質半分の城でしか自由な攻城戦が行われていません。 ただきっちり区別されているためか、戦場が理由で血盟戦が拡大することは無かったのが、住み分けができた良い結果といえるでしょう。 2010年の血盟戦は、実質的には「紅羊連合」と拡大する敵対勢力による血盟戦に集約しています。このことは、複数の血盟戦が発生して、血盟戦が活発なサーバーになる可能性もあった前半とは様相が異なってしまいました。従来の大規模な血盟戦である、レガリア連合とめぇ花鳥連合の血盟戦やCL勢力とめぇ花鳥連合の血盟戦、さらには伝説勢力とラブリーIS勢力の血盟戦と同様に、TOPに近い戦争勢力がぶつかり合う血盟戦です。興味深いのは関わっている血盟の多くが、過去の大規模な血盟戦に関わっていると言うことでしょう。 つきないレイド関連のトラブル血盟戦の影に埋もれてしまいがちですが、忘れてはならないのがレイドやボスを巡るトラブルです。そもそも血盟戦のきっかけにもなっていることですし、血盟戦により沸き狩りや取り合いが激化したこともあり、2010年を見る上では外せない要素です。 ボスに関しては「セカンドスローン フレヤ アップデート」の前後で、事情が大きく変わりました。まず血盟戦のきっかけにもなったフリンテッサがID化され、沸き狩りや取り合いから解放されました。また同じく沸き狩りされていたアンタラスやヴァラカスは、今もなお全サーバーで討伐が行われていないほど強化されました。新規に追加されたフレヤもID型だったので、ボスアクセや高額なドロップが期待できるボスで沸き狩りや取り合いになるのはバイウムのみとなったのです。 一方で、いわゆるおいしいボスやレイドがID化され討伐に参加しやすくなったことで、従来のレイドボスは公募主催者が減少しました。これはイベント掲示板の告知を見るだけで明らかなのと、IDのサイクルで討伐が行われているため、主催者・参加者ともに時間がとれないという問題がわかっているからです。 結果、放置されているレイドボスが増え、さらにキャラクターのレベル・装備が上昇したことで少数の身内による討伐や1PTレイドも増えました。もともと告知が減ったことで参加者も減り、その結果主催者の意欲も落ちるという悪循環、さらに主催者バッシングが多いサーバー事情もあります。また通常のレイドボスからは高額なドロップがあまり期待できないことや石上げ権利の低価格化により、多人数でのレイド討伐にうまみが無くなっているのも事実です。 しかしながら、昔からの文化として「1PTレイド」や「告知無しでの討伐」を良くないとする風潮もあるため、感情のぶつかり合いからトラブルへと拡大するケースもありました。 戦争勢力の合併、独立、強化戦争勢力の状況を見てみると、戦争勢力からの枝分かれなどではない完全な新規勢力というのはほとんど誕生していません。その中で城主にまでなったLagurusは、2010年に登場した貴重な新勢力です。現在も他の戦争連合に参加することなく、単独での参戦スタイルを継続しているのも特徴です。 従来の戦争勢力を見てみると、大きな変化はめぇ連合とCL勢力が合併した紅羊連合の誕生。そして血盟戦によりまとまった新薔薇連の存在が目立ちます。新薔薇連合は従来の薔薇連合にラブリーIS勢力が加わり、単独血盟であるラブリーベイベーにまとまりました。 複雑な経緯を見せたのが、旧神龍連合の中核紅龍勢力です。解散宣言により紅龍、神話、桃いちごと大きく3つのグループに分かれましたが、紅龍と神話は再び同盟を結び、神話メンバーの紅龍移籍へ経て現在は神話にまとまっています。現在はそこにギルドパコも加わり、薔薇連合と並ぶ対紅羊連合勢力となっています。 大きく躍進したのはマングース連合。・伝説の翼・やSwordGraveといった旧暁同盟の中心血盟が加わり、さらにGoldenBunnysやLifeStyleといった新しめの戦争血盟も参加することで後半には城主回数が増え、2城城主にもなりました。古参戦争血盟とフレッシュな戦争血盟がうまく機能している結果でしょう。 一方で大きくならなかった勢力もあります。例えば連合になるかと思われたのにまとまらなかった、ワンピ勢力とPRG勢力のように、結果的には自分達の力で進むことにした勢力。さらには単独血盟で活動することになった空牙や桜岬組。さらには一度活動を休止し、再結成することでリフレッシュしたBlackList。規模をむやみに拡大せず小回りのきく勢力が増えていると言えます。 そして大きな変化が無かったからこそ着実に力を伸ばしたジェネ勢力や春夏秋冬勢力。今では複数城主の常連勢力であり、血盟戦に関係ない攻城戦ではキーとなる勢力です。 激変の前半と停滞の後半2010年は刺激的で火薬庫のようだったフレアアップデート前と、パターン化され変化が乏しくなったフレアアップデート後とも受け止められます。 MMOにも関わらずID化が進んだことは、取り合いが減ったことは良い意味では「みんなが同じことを体験しやすい」結果を産みました。一方で「他者よりも優れている」という競争の勝者的優越感を得る要素は減ってしまったのかもしれません。またレベル上げが行いやすくなり、バイタリティ増加イベントの増発は、レベルや装備という要素でも差が小さくなっています。 そのことが2010年後半の停滞感にもつながったのかもしれませんが、最後に訪れたThe Chaotic Throne Chroniclesアップデートによりもたらされた新しい刺激で、2011年は活発なリネージュ2ワールドになることを期待します。
by DevianneWatch
| 2011-01-20 19:58
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